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それでも写真家になりたい

1R0018689.jpg
camera: GXR
details: 1/40s F3.2 ISO800
lens: A12 50mm F2.5 MACRO
date: 2010.07.10


地元のカメラ屋さん(56歳)に話しを聞いて来ました。
夕方17時から23時まで、雑談を交えつつ、気がついたら6時間もしゃべってました(笑)
まあ、結論から言うと今カメラマンを目指すのはお勧めできないとのこと。


カメラマンになるには色々な道があるそうで、
・専門学校卒業後に斡旋してもらう
・フォトスタジオ等でアシスタントをして、技術やコネを作ったあとプロになる
・写真家に弟子入りする
・コネで業界に入る
・作品展やコンテストに出展して、写真が評価される
などなど。

一番無難なところはフォトスタジオに就職することだけど、今の仕事を辞める頃には26歳になっているので、年齢的に少し遅いとのこと。
今の不景気では26歳で雇ってくれるフォトスタジオは稀だそうで、仮に募集していてもこの年で採用されるのは難しいそうです。
まず職に就くことが難しい、それがカメラマンになるのを勧められない1つ目の理由。


それから、「プロカメラマンの世界は芸能界のようなもので、成功している人ばかり目立っているけど、実際はその日暮らしの安月給で働いているプロがほとんど。
仮にプロになれたとしても、今程の給料をもらえるとは限らない。」だそうです。
それが勧められない2つ目の理由。


そして一番の理由は、「僕の一言で、君が今の仕事を辞めてしまうのが恐い(笑)」だそうです。
そりゃそうだ。


6時間もしゃべっていたので、その他にも色んな事を聞かせてもらいました。


年齢的に厳しいと言っても中には定年退職後にプロになる人もいる事。
紹介できるようなプロの知り合いがいないので残念に思う事。
専門学校は技術を学ぶ以外にも、写真仲間やコネを作れるという大きなメリットがある事。
いつか禁煙できる気がするので、タバコはカートンで買わずに1箱ずつ買っている事。

それから嬉しかったのは、写真を見て何度も「才能がある」と言ってくれた事です。
お世辞でも嬉しかったです。
「プロカメラマンじゃない僕が言っても説得力ないと思うけど。」と付け加えていましたが。


面白くて優しくて、写真の腕もすばらしい方でした。
また会う約束をして帰りました。



※カメラ屋さんが撮った写真をGXRで撮ったもの。掲載の許可はもらっています。





厳しい道になるだろうけど、もう腹は決まっているのです。

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