シャドー部からハイライト部までの再現域のこと。
人の目は暗い部分と明るい部分の両方を同時に見ることが出来るが、ダイナミックレンジが狭いカメラの場合は暗い部分に露出を合わせるとハイライト部が白飛びし、明るい部分に露出を合わせるとシャドー部が黒潰れしてしまう。
つまりダイナミックレンジが広いと、シャドー部もハイライト部も同時に写すことができる。
通常、画素ピッチが高い程ダイナミックレンジが広くなる。
フィルムとイメージセンサでは仕組みが違うため呼び名が異なるが、フィルムカメラのラチチュードと同じ意味。
・タイマー/セルフタイマー(たいまー)
カメラのシャッターボタンを押さずに、設定した時間で自動的にシャッターを切る機能。
設定時間10秒と2秒はほぼ全てのカメラに備え付けられている。
設定時間10秒は記念撮影など自分を撮影する時に使われ、設定時間2秒は長時間露光をする際にシャッターを押した時に起こる手ブレを防ぐために使われる。
・縦位置(たていち)
カメラを垂直に構えること、またはそうして撮った写真。
カメラを水平に構える横位置が安定感を得られるのに対して、縦位置では奥行き感を強調することができる。
一般的にはポートレートでは縦位置が多く、風景写真では横位置が多い傾向にある。
また初心者ほど横位置での撮影が多いと言われている。
・単焦点レンズ(たんしょうてんれんず)
焦点距離を変えることが出来ない、光学ズームを持たないレンズのこと。
同じ大きさならズームレンズよりも単焦点レンズの方が大口径で作ることができ、ボケ味も優れているという理由で、好んで単焦点レンズを使う人も多い。
・デジタルズーム(でじたるずーむ)
カメラ内のトリミング機能で切り取って拡大すること。
光学ズームと違い、画素数が落ちてしまう。
画像編集ソフトでトリミングしても全く同じ効果が得られるので、あまり使われない機能。
・手ぶれ(てぶれ)
シャッターが開いている間にカメラが動いてしまい、写真が揺れ動いたようなシャープさが失われた状態になること。
手ぶれしないためにはシャッタースピードを上げる必要がある。
手ぶれはレンズが望遠になるほど起きやすく、『焦点距離分の1秒』が手ブレしない限界と言われている。
24mm →1/24秒
50mm →1/50秒
200mm →1/200秒
しかし、実際には手ぶれは被写体との距離も大きく関係しているため(被写体が近い程手ぶれが起きやすい)、あくまでも目安でしかない。
・手ぶれ補正(てぶれほせい)
手ぶれを防ぐ機能。
完全に手ぶれを防げる訳ではなく、大体2~3段分シャッタースピードを遅くしても手ぶれしない程度の効果が得られる。
カメラ側に手ぶれ補正の機能が付いた、イメージセンサーシフト方式とレンズ側に機能が付いたレンズシフト方式などが有名。
手ぶれ補正機能では被写体ブレは防ぐことはできない。
・テレコンバーター(てれこんばーたー)
レンズの前部に装着して焦点距離を伸ばすアクセサリー。略してテレコンと呼ばれる。
・テレ端(てれはし)
ズームレンズの一番望遠側のこと。
・トイカメラ(といかめら)
もともとは安い素材で作られたおもちゃのカメラだったが、高彩度、高コントラスト、ピン甘、周辺減光などのため独特な写りになることから、人気となった。
LOMO、HOLGA、Vivitarなどが有名。
ちなみに下の写真はトイカメラ風にレタッチしたもの。

・トリミング(とりみんぐ)
画像の一部を切り取ること。
切り取ることで画像が小さくなってしまうため、元の大きさに拡大すると画質が落ちてしまう。