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ア行

・赤目/赤目現象(あかめ/あかめげんしょう)

暗い場所でフラッシュを焚いて撮影すると、人や動物の目が赤く写る現象。
暗所で瞳孔が開いている時にフラッシュを焚くと、瞳孔の奥の毛細血管にフラッシュの光が反射し、赤く写ってしまう。
ほとんどはカメラの赤目軽減モードで防ぐことができる。




・赤目軽減(あかめけいげん)

赤目にならないように、フラッシュ撮影をする際に一度小さく光ってからフラッシュ撮影を行う方法。
最初に小さく光ることで、瞳孔を閉じて次のフラッシュ撮影で血管の反射が起きないようにしている。




・赤目補正(あかめほせい)

赤目になってしまった写真をカメラ内の画像処理や、画像処理ソフトを使って修正すること、またはその機能。




・アクセサリーシュー/ホットシュー(あくせさりーしゅー/ほっとしゅー)

カメラ上部にある外付けストロボやファインダーを取り付ける部分。
アクセサリーシューの中でも、電子接点がありストロボやファインダーとシンクロできるものをホットシューと呼ぶ。




・アスペクト比(あすぺくとひ)

縦と横の比率のこと。
35mm判フィルムカメラは画面サイズが24×36なので2:3。
デジタル一眼レフもイメージセンサのサイズに関わらずほぼ2:3で統一されているが、コンパクトデジタルカメラは大体3:4に統一されている。
印刷する際にはアスペクト比3:4の方が有利と言われていて、中判カメラ、例えば645判も3:4になっている。




・後ピン(あとぴん)

ピントを合わせたい被写体よりも後ろ側(奥)にピントが合うこと。




・甘い(あまい)

ピントが甘い、ピン甘などといわれる。
ピントが合っていない状態。
またピントが合っている場合でも、ブレていたり、絞り開放付近で撮影して色収差が出た場合などにも、写りが甘い、描写が甘いなどと使われる。




・アンダー露出/露出アンダー(あんだーろしゅつ)

光量が少な過ぎて、黒潰れした真っ暗な写真になること。
適正露出の範囲内で少し暗めに撮ることをローキーという。




・RGB(あーるじーびー)

赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue) の三つの原色を混ぜることにより色を作り出す方法。
デジカメのデータの他、現在使われているブラン管や液晶などほとんどの物にこの方法が使われている。
R 0 . G 0 . B 0の状態が黒、R 255 . G 255 . B 255の状態が白となる。
現在はsRGBによって規格統一されているが、その他にもAdobeRGBが使われることがある。




・一眼レフ(いちがんれふ)

一眼レフレックスカメラの略。
カメラ内部にミラーを設置して、実際に写真になる像を直接目で確認することができる。
一般的にデジ一(デジタル一眼レフ)も同じくミラーを持ったレフレックスカメラを指すが、最近ではミラーレスの比較的大きいイメージセンサをもつカメラも、マイクロ一眼、ムービー一眼などと呼ばれている。
そうなると二眼以外のデジカメは全て一眼ということになってしまうので、区別が難しくなっている。




・一脚(いっきゃく)

三脚と違い、一本の足でカメラを支える道具。
三脚ほどの安定性はないが、設置場所を取らず、小さく軽いため機動性に優れている。




・イメージセンサ(いめーじせんさ)

撮像素子、受像素子などとも呼ばれる。
レンズを通った光を電気信号に変換する半導体のことで、
フィルムカメラのフィルムに当たる部分。
CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ、新型CMOSのFOVEON X3等が有名。
イメージセンサのサイズが大きい程、画質がいい、高感度に強い、ボケの量が大きい、ダイナミックレンジが広いなどのメリットがあるが、その反面カメラのサイズが大きくなるというデメリットもある。




・イメージセンサクリーニング(いめーじせんさくりーにんぐ)

ごみ取り機構とも呼ばれる。
イメージセンサ(実際にはその上のローパスフィルターという部分)に付着したゴミを振動でふるい落とす機能。
大抵は電源のon/off時に自動的に振動してゴミを落とす。
イメージセンサクリーニングによってゴミの付着はかなり防げるようになったが、100%防げるものではないので、レンズの交換時などはまだ注意が必要。
ちなみにイメージセンサクリーニングで一番ゴミが取れるのは超音波振動を使っているオリンパスだとか。




・色温度(いろおんど)

光の色を絶対温度の単位を使って表示したもので、単位にはK(ケルビン)を使う。
色温度が高いと青っぽく、低いと赤っぽく見える。
普段イメージしている温度の色とは逆になっているが、実際には赤い炎は火の中では温度が低く、温度が上がるにつれて白い炎、青い炎と変わっていく。
正午の太陽は5500K前後、夕日・朝日は2000K前後となっている。
ホワイトバランスは色温度と色偏差の組み合わせによって調整される。




・色空間(いろくうかん)

テレビ・パソコン・プリンター・デジカメなど、色を表現する機器によって同じ映像でも色彩・色相などがばらばらになってしまわないよう、色を数値によって定義した状態。
カラースペースともいわれる。
現在はほとんどの場合RGBが色空間として使われている。




・色偏差/色かぶり(いろへんさ/いろかぶり)

周囲の光源の影響で画像全体に余計な色が着いてしまうことを色かぶりといい、色かぶりは色偏差によって調整される。
例えば、ホワイトバランスを「晴天」に設定した状態で蛍光灯の下で撮影すると画像が全体的に緑っぽくなる。
これは、蛍光灯には人の目には見えない緑色の光が含まれているからで、このような全体的に緑掛かった状態をグリーン(緑)かぶりという。
逆に、ホワイトバランスを「蛍光灯」に設定した状態で晴天で撮影すると、画像が全体的に紫色(マゼンタ)っぽくなる。
このような状態をマゼンタ(紫)かぶりという。




・色収差(いろしゅうさ)

色収差は、軸上色収差(じくじょういろしゅうさ)と倍率色収差(ばいりついろしゅうさ)に分けられる。

 【軸上色収差】
光は色(波長)によって屈折率が違うため、それぞれ違う距離に焦点を結ぶ。その結果被写界深度内のピントが合っているはずの部分でも、ピントがずれているようなぼやけた写りになってしまう。
これを軸上色収差という。
軸上色収差はレンズを絞ることで見られなくなり、一般的に開放は写りが甘いと言われるのはこの軸上色収差のため。

 【倍率色収差】
光は色(波長)によって屈折率が違うため、焦点距離が同じ場合であっても映像を結ぶ位置が異なることがある。
つまり、倍率色収差の場合は像を結ぶ焦点距離は同じイメージセンサの上だが、屈折率の違いにより像を結ぶ位置が色によってずれてしまい、色がにじんだり重なったりしたように見える。
レンズにまっすぐ入った光は屈折が起こりにくいため、倍率色収差はレンズ中心部よりもレンズ周辺部に出やすい。
また、軸上色収差と違い焦点距離がずれているわけではないので、レンズを絞っても倍率色収差は消えることは無い。




・雲台(うんだい)

カメラと三脚を固定する部分。
3way雲台と自由雲台がある。




・HDR(えいちでぃーあーる)

High Dynamic Range の略。
露出の異なる写真の合成や、画像編集ソフトを使って暗所の露出を上げ、明るい部分の露出を下げるなどしてダイナミックレンジを極端に広げた写真。
thum.jpg




・遠景(えんけい)

被写体の位置をおおよその距離感で分ける時に、遠方に写っているものを遠景、近くに写っているもの近景、比較的遠方で遠景と近景の間にあるものを中遠景という。
また近景よりもさらに近づいたものを接写、マクロ撮影という。




・AE/Automatic Exposure(えーいー)

シャッターを押すだけで、自動的に適正露出で撮影してくれる機能。
完全なオート撮影以外にも、F値のみを指定する「絞り優先AE」、シャッター速度のみを指定する「シャッター速度優先AE」などがある。




・覆い焼き/焼き込み(おおいやき/やきこみ)

フィルムの現像の際に、画像全体のコントラストを損なうこと無く、シャード部のみの露出を上げたり、ハイライト部のみ露出を下げたりする手法。
覆い焼きをすれば、ダイナミックレンジを広げることができる。




・オートブラケット/AB(おーとぶらけっと)

撮影の際に、シャッターボタンを押すと自動的に撮った写真の-露出側と+露出側も撮影してくれる機能。
撮ってすぐに確認できないフィルム撮影や、ラチチュードの狭いリバーサルフィルムの撮影などに有効。
デジカメではHDRの画像を作る時に役に立つ。




・オートフォーカス/AF/Auto Focus(おーとふぉーかす)

自動的にピントを合わせる機能。




・オーバー露出/露出オーバー(おーばーろしゅつ)

光量が多過ぎて白飛びした写真になること。
適正露出の範囲内で少し明るめに撮ることをハイキーという。
574.jpg
 白飛びした写真




・置きピン(おきぴん)

動体を撮る際に、あらかじめ任意の場所にマニュアルでフォーカスを合わせておき、被写体がその場所を通った瞬間にシャッターを切る方法。
動く被写体はフォーカスを合わせにくいため、動体撮影ではよく使われる。
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カ行

・解像度(かいぞうど)

画像や写真で、どの程度細かく画像として再現できるかという細かさの程度。
デジカメの場合は主に画素数やイメージセンサの大きさ、レンズのシャープの度合いに左右される。




・開放/開放絞り/絞り開放(かいほう/かいほうしぼり/しぼりかいほう)

レンズの絞りを全開にした最も明るい状態。
暗い場所での撮影や背景をぼかしたりするのに有利になる。
しかし一般的に開放では描写が甘くなり、開放から1段~2段絞った状態が最もシャープに写ると言われている。




・画角(がかく)

レンズが写す事のできる角度のこと。
広い角度を写すことが出来るレンズを広角レンズ、
人の視野に近い角度のものを標準レンズ、撮影できる角度の狭いレンズを望遠レンズと呼ぶ。
焦点距離による画角は以下の通り
 28mmー約74度
 35mmー約62度
 50mmー約46度(人の目と同じ)
 90mmー約27度
 200mmー約12度
 500mmー約5度




・画質(がしつ)

写真における画質とは「撮影した画像がどれだけきれいに写っているか」という度合いだが、正確な定義が無くどういった画像がきれいに見えるかは人によって異なるため曖昧な言葉となっている。
ノイズの量、シャープの度合い、ダイナミックレンジ、歪曲、倍率色収差など様々な要素によって決められる。




・画素(がそ)

イメージセンサ上の、画像を構成するための光(色情報)を受けとる粒、受光素子のこと。
画素数が多いと細部まで表現できるため、画像を大きいサイズに引き伸ばす時に有利になるが、その反面1粒あたりの光を受ける量が少なくなるため高感度に弱くなる。
特にコンパクトデジタルカメラや携帯カメラのような小さいイメージセンサの場合、画素数を増やしすぎると1画素あたりの光を受ける面積が極端に少なくなり、低感度でも画像が破綻しノイズだらけになってしまう。
一時期は高画素=高画質と誤った認識をする人が多く、次々に高画素のデジカメが発売された。




・画素ピッチ(がそぴっち)

一画素あたりが光を受けとることの出来る面積のこと。
つまりイメージセンサが大きく画素数が少ない程画素ピッチが高くなる。
この数値が高い程、光(色情報)を多く集めることが出来るので、同じレンズを使った場合、高画質で高感度にも強くダイナミックレンジも広くなる。
単位はμ(ミュー)で表される。
(ただし画素数が少なすぎると画素ピッチは高くなるものの小さいサイズの写真しか撮れません。
 極端な話、100画素だと小さいサイズどころか、モザイクのような写真しか撮れません。
 結局はバランスが大事です。)
画素ピッチの参考例
 D3ー8.45μm(1210万画素)
 D40ー7.87μm(610万画素)
 D5000、GXRー5.49μm(1230万画素)
 E-P1ー4.29μm(1230万画素)
 GF1ー4.33μm(1210万画素)




・画像編集ソフト(がぞうへんしゅうそふと)

画像データを編集するための画像処理ソフト。
特に写真編集に特化した物が多く、露出・彩度・コントラストの編集や歪曲補正・色収差補正・RAW現像など様々な事が出来る。
Photoshop、Silkypix、Aperture、Caputure NXなどが有名。




・黒潰れ(くろつぶれ)

光量が足りないため黒く塗り潰れていること。
階調が全く無くなっている白飛びとは違い、真っ黒に見えても情報が残っていることが多く、ある程度はレタッチで修正することが出来る。
左が黒潰れした写真、右がレタッチ後。
thum.jpg  thum.jpg




・ケラレ

広角レンズで内蔵ストロボなどを使用した場合、近距離ではレンズの鏡胴にストロボ光がジャマをされて、周辺が暗くなってしまうこと。
ズームレンズにテレコンバーターを付けて広角側で撮影した時の周辺減光。
またはフードが画面内に写り込んでしまった時など、様々な意味で使われる。




・ケーブルレリーズ(けーぶるれりーず)

カメラのシャッターの開閉をケーブルで操作する道具。
デジタルカメラではリモートレリーズが一般的。




・広角レンズ(こうかくれんず)

一般的には焦点距離が35mmより短いレンズのこと。
画角が広く、広い範囲を写すことが出来る。
被写界深度が深い、遠近感が強調される、被写体が離れて写るため手ブレしにくいなどの特徴がある。
28mm以下の広角レンズではストロボ光の射程範囲よりも画角が広くなるため、注意が必要。




・光学ズーム(こうがくずーむ)

光学(レンズ)系を移動することにより焦点距離を変えること。
例えば24mmから72mmまでのズームできると、光学3倍ズームとなる。
レンズの焦点距離自体が変わるのでデジタルズームのトリミングとは違い画素数が落ちる事は無い。




・光学ファインダー(こうがくふぁいんだー)

ピントを合わせるために使用するファインダー。
単にファインダーと呼ばれていたが、電子ビューファインダー(EVF)と区別するためにこう呼ばれるようになった。
液晶ディスプレイは屋外では見えにくい、EVFには追随性が悪いといった欠点があるため、現在でもほとんどのデジタル一眼レフでは光学ファインダーとなっている。
ただし、光学ファインダーの視野率を100%にするには大型化しなけらばならず、今のところサイズの小さいデジタル一眼レフでは視野率100%の物は市販されていない。




・高感度ノイズ(こうかんどのいず)

ISO感度を上げるにつれて発生するノイズ。
光量が少ない場合、イメージセンサに届くわずかな光を電気的に増幅して信号を送るため、増幅による電気ノイズが発生する。
イメージセンサが小さい程、少ない光を無理矢理増やしているため高感度ノイズが出やすい。



・硬調(こうちょう)
コントラストが高いこと。
ハイコントラストとも呼ばれる。



・コンデジ(こんでじ)

コンパクトデジタルカメラの略称。




・コントラスト(こんとらすと)

明暗比のこと。
明るい部分と暗い部分の比が大きい写真はコントラストが高い、硬調、ハイコントラストなどと表現される。
逆に明暗比が小さい写真は、コントラストが低い、軟調、ローコントラストなどと表現され、悪い意味では眠い写真とも言われる。




・ゴースト(ごーすと)

カメラのレンズは何枚も重なってできているが、光がそのレンズ群を通過する際に
乱反射を起こし、光源が無いはずの部分に赤や緑の光が写り込む現象。
明るい被写体を撮影する際に起こる。
thum.jpg




サ行

・彩度(さいど)

色の鮮やかさの度合い。
例えばRGBの場合、R255,G0,B0の状態が最も彩度の高い赤(原色)となる。




・最短撮影距離(さいたんさつえいきょり)

ピントが合う範囲内で被写体からイメージセンサまでの長さが最も短くなる距離。よく混同されるワーキングディスタンスは被写体からレンズ先端までの距離。




・三脚(さんきゃく)

手ブレを防ぐために、カメラを固定する3本足の器具。




・35mm判換算焦点距離/35mm換算焦点距離(さんじゅうごみりばんかんさんしょうてんきょり)

焦点距離はレンズによって決まっているのでどのカメラに付けても変わることが無いが、画角はフィルムやイメージセンサの大きさによって変化する。
例えばAPS-Cサイズのイメージセンサをもったカメラに焦点距離50mmのレンズを付けると画角が35mmフィルムカメラに75mmのレンズを付けた場合と同じになる。
一般的には焦点距離によって画角が認識されているため、焦点距離50mm、画角は75mmと同等。となると誤解が生じてしまう。
そのため、「APS-Cサイズのイメージセンサに50mmのレンズを付けた場合の画角は35mmフィルムの75mmと同等」という意味で50mmのレンズを35mm換算75mmという。
この画角の変化はイメージセンサの大きさによって決まっている。

APS-H → 1.3倍
APS-C (NIKON)→ 1.5倍
APS-C (Canon)→ 1.6倍
フォーサーズ → 2倍

フルサイズのイメージセンサは35mmフィルムと同じ大きさのため画角の変化は発生しない。
またコンデジの場合はイメージセンサが小さく大きさも様々なため、実際の焦点距離を省き、ほぼ35mm換算で表示されている。




・三分割法(さんぶんかつほう)

人が無意識の内に美しいと感じるといわれる、有名な構図の一つ。
(構図の解説はまた今度)




・絞り(しぼり)

絞りとは、レンズを通る光の量を調節する機構のこと。
絞り羽を狭めてレンズに入る光の量を減らす事を絞りを絞る、
絞り羽を広げてレンズに入る光の量を増やす事を絞りを開ける、と表現する。
光量の調整をすると同時にボケの量も変化する。
絞り開放の状態がもっともボケの量が多くなる。




・絞り羽根(しぼりばね)

レンズの中にある絞りを調節する羽のこと。
羽根の開閉で光量を調節する。
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上のレンズは5枚の羽根から出来ているため、絞った際に5角形になる。
羽根の枚数が多い程絞った時の形が円形に近づき、円形に近い程ボケが綺麗になる。




・視野率(しやりつ)

ファインダーを覗いた時に見える景色は大型のカメラを除き、実際に写真になる景色より狭くなってしまう。
例えば、視野率が90%のファインダーの場合、実際に写る範囲の90%しか見ることができないため、しっかり構図を決めたつもりでも画面端に意図しない物が写り込むことがある。
電子ビューファインダーや液晶モニターの場合は視野率100%のものがほとんど。




・周辺減光(しゅうへんげんこう)

画像の周辺部の光量が不足し、暗くなること。
広角レンズに多く見られる。
thum.jpg





・焦点距離(しょうてんきょり)

カメラの用語として使われている焦点距離は、画角と同じ意味で使われ、撮影できる範囲を表す数値として用いられる。
一般的には
35mm以下を広角レンズ、
50mm前後を標準レンズ、
85mm以上を望遠レンズと呼ぶ。




・白飛び(しろとび)

光量が多過ぎて真っ白な写りになってしまうこと。
黒潰れと違い、白飛びした部分はRGB 255,255,255のまったく情報がない状態になってしまうため、後からレタッチすることが出来ない。
そのため黒潰れよりも注意を払われることが多く、白飛び警告の機能が付いたカメラもある。




・CCD(しーしーでぃー)

イメージセンサの一つ。
コンデジ、デジ一を含めイメージセンサはほとんどがCCDだったが、最近ではCMOSが主流となってきている。




・CMOS(しーもす)

イメージセンサの一つ。
CCDと比べ、安価であるためイメージセンサの主流となってきている。
消費電力が少なく、読み込みスピードが速い、ブルーミング、スミアが発生しないという特徴がある。




・水準器(すいじゅんき)

水平を計るための機器。
アクセサリーシューに取り付けて使うものや、三脚に付いているものなどがある。
ハイエンドカメラでは電子水準器を内蔵していることもある。




・スナップ写真(すなっぷしゃしん)

とくに撮影の準備もせずに、出会った日常の風景や出来事を瞬間的に切り取った写真。
とくに、被写体にカメラを意識させることなく、普段のありのままの姿を撮った写真をキャンディッドフォトという。
thum.jpg




・スミア(すみあ)

明るい被写体を撮った際に、垂直または水平方向に画面の端から端まで白い筋が発生する現象。
ブルーミングとともに発生することが多いが、ブルーミングは色情報を持っていることがあるのに対して、スミアは完全に白飛びを起こしている。
thum.jpg




・スローシャッター(すろーしゃったー)

シャッタースピードを意図的に遅くして撮影すること。
長時間露光とも呼ばれる。
thum.jpg




・スローシンクロ(すろーしんくろ)

通常のフラッシュ撮影ではフラッシュの当たる範囲意外の背景が真っ暗になってしまうため、一度フラッシュを発光して被写体を写し、シャッター速度を遅くして背景も写す方法。最初に発光しその後長時間露光で背景を撮る先幕シンクロと、初めに長時間露光で背景を撮り、シャッターが閉じる瞬間に発光する後幕シンクロがある。




・前景(ぜんけい)

主題となる被写体より全面に写る景色。




・接写(せっしゃ)

近景よりも更に被写体に近づいて写真を撮ること。
一般的には接写よりもマクロと呼ばれる。




・測光モード(そっこうもーど)

カメラ内の露出計により適正露出を計るための機能。

 【中央重点測光】
中央にある物の明るさに合わせて適正露出が決められる。

 【スポット測光】
ごく一点のみのに合わせた適正露出を計るモード。
撮りたい被写体のみに露出を合わせられるため、マニュアルで撮影する際にAEロックと組み合わせてよく使われる。

 【分割測光/マルチパターン】
写真全体の明るい部分や暗い部分を計算し、カメラが自動的に最も適した露出を判断する。
オートで撮影する時に適している。
明暗差の激しい被写体の場合は、どちらにも適した中間の露出になることが多く、意図してコントラストの高い写真を撮りたい場合には不利となる。





タ行

・ダイナミックレンジ(だいなみっくれんじ)

シャドー部からハイライト部までの再現域のこと。
人の目は暗い部分と明るい部分の両方を同時に見ることが出来るが、ダイナミックレンジが狭いカメラの場合は暗い部分に露出を合わせるとハイライト部が白飛びし、明るい部分に露出を合わせるとシャドー部が黒潰れしてしまう。
つまりダイナミックレンジが広いと、シャドー部もハイライト部も同時に写すことができる。
通常、画素ピッチが高い程ダイナミックレンジが広くなる。
フィルムとイメージセンサでは仕組みが違うため呼び名が異なるが、フィルムカメラのラチチュードと同じ意味。




・タイマー/セルフタイマー(たいまー)

カメラのシャッターボタンを押さずに、設定した時間で自動的にシャッターを切る機能。
設定時間10秒と2秒はほぼ全てのカメラに備え付けられている。
設定時間10秒は記念撮影など自分を撮影する時に使われ、設定時間2秒は長時間露光をする際にシャッターを押した時に起こる手ブレを防ぐために使われる。




・縦位置(たていち)

カメラを垂直に構えること、またはそうして撮った写真。
カメラを水平に構える横位置が安定感を得られるのに対して、縦位置では奥行き感を強調することができる。
一般的にはポートレートでは縦位置が多く、風景写真では横位置が多い傾向にある。
また初心者ほど横位置での撮影が多いと言われている。




・単焦点レンズ(たんしょうてんれんず)

焦点距離を変えることが出来ない、光学ズームを持たないレンズのこと。
同じ大きさならズームレンズよりも単焦点レンズの方が大口径で作ることができ、ボケ味も優れているという理由で、好んで単焦点レンズを使う人も多い。




・デジタルズーム(でじたるずーむ)

カメラ内のトリミング機能で切り取って拡大すること。
光学ズームと違い、画素数が落ちてしまう。
画像編集ソフトでトリミングしても全く同じ効果が得られるので、あまり使われない機能。




・手ぶれ(てぶれ

シャッターが開いている間にカメラが動いてしまい、写真が揺れ動いたようなシャープさが失われた状態になること。
手ぶれしないためにはシャッタースピードを上げる必要がある。
手ぶれはレンズが望遠になるほど起きやすく、『焦点距離分の1秒』が手ブレしない限界と言われている。
24mm →1/24秒
50mm →1/50秒
200mm →1/200秒
しかし、実際には手ぶれは被写体との距離も大きく関係しているため(被写体が近い程手ぶれが起きやすい)、あくまでも目安でしかない。




・手ぶれ補正(てぶれほせい)

手ぶれを防ぐ機能。
完全に手ぶれを防げる訳ではなく、大体2~3段分シャッタースピードを遅くしても手ぶれしない程度の効果が得られる。
カメラ側に手ぶれ補正の機能が付いた、イメージセンサーシフト方式とレンズ側に機能が付いたレンズシフト方式などが有名。
手ぶれ補正機能では被写体ブレは防ぐことはできない。




・テレコンバーター(てれこんばーたー)

レンズの前部に装着して焦点距離を伸ばすアクセサリー。略してテレコンと呼ばれる。




・テレ端(てれはし)

ズームレンズの一番望遠側のこと。




・トイカメラ(といかめら)

もともとは安い素材で作られたおもちゃのカメラだったが、高彩度、高コントラスト、ピン甘、周辺減光などのため独特な写りになることから、人気となった。
LOMO、HOLGA、Vivitarなどが有名。
ちなみに下の写真はトイカメラ風にレタッチしたもの。
thum.jpg




・トリミング(とりみんぐ)

画像の一部を切り取ること。
切り取ることで画像が小さくなってしまうため、元の大きさに拡大すると画質が落ちてしまう。





ナ行

・流し撮り(ながしどり)

被写体の動きに合わせカメラを動かしながらシャッターを切ること。
動いている被写体以外をぶれさせるため、被写体を強調することができる。
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・熱ノイズ(ねつのいず)

デジタルカメラのイメージセンサは熱に弱いため、イメージセンサの温度が上がるとノイズが発生する。
特に長時間露光した際、温度が高くなり熱ノイズが発生するため長時間ノイズとも呼ばれる。
長時間露光に限らず外気温にも影響されるため、冬より夏に撮った写真の方がノイズの量が多いという現象も見られる。




・眠い(ねむい)

コントラストの低い写真。
眠い写真、眠い写りなどと言われる。
曇りの日は影ができにくいため、眠い写りになりやすい。
thum.jpg




・軟調(なんちょう)

コントラストが低いこと。
ローコントラストとも呼ばれる。




・ノイズ(のいず)

イメージセンサが光を受け取り信号として出力する際に発生する、画像のざらつきのこと。
高感度ノイズや熱ノイズなどがある。




・ノイズリダクション/NR(のいずりだくしょん)

カメラ内の画像処理によりノイズを軽減する機能。